教員十数年目のわたしがたどり着いた!”ゆるっと”できる時短術ベスト3

時短テクニック

「先生って本当に忙しいですよね。授業準備に子どもへの対応、会議や行事の準備…。気づいたら『今日も一日バタバタで終わった!』なんてことも多いと思います。
私も教員になって1◯年、最初は『全部ちゃんとやらなきゃ』と気を張っていました。でも、気づいたら毎日クタクタで、家に帰っても仕事を持ち帰る日々…。
そんな私が少しずつ取り入れてきたのが、“ゆるっと”できる時短の工夫です。完璧じゃなくても大丈夫。ちょっとした工夫で、毎日の忙しさはぐっとラクになります。
今日はその中から、特に効果を実感している 『時短術ベスト3』 をご紹介します!」

ベスト①:「朝の15分で1日が決まる」〜朝ルーティンの最適化〜

学校に着いてから最初の15分、バタバタと過ごしていませんか?
私は以前、メールチェックや印刷、授業準備など、思いつくままに動いてしまい、気づけばチャイム…ということが多くありました。

そこで、**「朝のルーティンを固定化」**してみました。

たとえば、

  1. メール、児童の欠席情報のチェック
  2. その日の時間割と配布物を確認
  3. 子どもの顔を迎える準備(授業準備の確認や翌日の連絡事項の記入)

この3つだけに集中すると、不思議と心にも余裕が生まれます。
おすすめは タイマーを使って15分で区切ること。iPhoneについているようなシンプルなデジタルタイマーをセットすることを習慣化するといいですよ。

ベスト②:「やらないことリスト」で心の余白を〜仕事の断捨離〜

忙しいときほど「やることリスト」を作りがちですが、あえて逆に**「やらないことリスト」**を作ってみませんか?

私の場合、

  • 教室や廊下の掲示物は凝りすぎない
  • 会議用の資料は必要最低限だけ(前年踏襲ではなく、どんどん削る)
  • 子どもの制作物のコメントは長文にしない

など、自分で線引きをするようにしました。
「やらない」と決めるだけで、意外と気持ちが軽くなるんです。

これをノートに書いておくのもいいですが、私は パソコンの付箋アプリ(もちろんアナログ付箋でもOK)でリスト化し、習慣化できるようになったら、消すようにしています。

ベスト③:「とりあえずこれでOK!」〜完璧主義を手放す〜

教員は「きちんと」「しっかり」が基本姿勢。でも、それが自分を追い込んでしまうこともあります。

たとえば授業準備。
以前は導入から展開、終末にかけて、しっかりと準備しないと不安で仕方がなかったですが、今は**「本時の目標を達成するうえで大切な部分だけ準備する」だけで十分**と考えるようになりました。
余力があるときに工夫すればOK。

指導書を見てみると、その時間の目標が書いてあるはずです。その目標を達成するために必要な部分だけしっかりと準備できればよいのです。

普段から何教科も授業をしなければならないので、「大事な部分だけ」と自分に言い聞かせることで、不思議と仕事が回り出しました。

実際、子どもたちは先生の板書の装飾やプリントのデザインよりも、授業の中身を見ています。
だからこそ、「とりあえずこれでOK!」と割り切ることが、長く教員を続ける秘訣なのだと思います。

教員の仕事は、がんばろうと思えばいくらでもやることが増えてしまいます。
でも、「完璧じゃなくていい」「自分のペースでやればいい」と気づいてから、私はずいぶん気持ちが楽になりました。

もし今、忙しさで余裕がなくなっている方がいたら、今日ご紹介した **「朝の15分ルーティン」「やらないことリスト」「完璧主義を手放す」**を、ひとつでも取り入れてみてください。

きっと少しだけ、心が軽くなるはずです。
そして、その「少し」が毎日の積み重ねとなり、やがて大きなゆとりにつながります。

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