教員の校務がぐっとラクに!“基本の時短術”第2弾【3つの工夫】

時短テクニック

先生の仕事は授業だけではありません。提出物の管理、所見の記入、朝や帰りの会など、毎日の細かい校務が積み重なって時間を圧迫していきます。
「気づいたら夜まで職員室に…」という経験、ありませんか?

今回は、そんな校務を少しでも軽くするために、私自身が取り入れて効果を感じた 基本の時短術 第2弾 を紹介します。


ドリルやノートの提出物、バラバラに積むと探すだけで時間がかかりますよね。
そこでおすすめなのが、 背表紙にビニールテープを貼って色分けする方法

  • 赤=1〜5番、青=6〜10番、黄=11〜15番 … など出席番号ごとに色を決める
  • 学年やクラスで色を統一すると職員室での回収もスムーズ

私はこの方法を取り入れてから、自分の宿題等のチェックの時短になるだけでなく、学級の子どもたち自身も並べやすくなり、自然に色ごとに並べるように協力してくれるようになりました。「出席番号順に並べる」と学級のルールを決めるのもいいですが、ビニールテープを使って大まかな括りで提出チェックをすることで、教師も子どもも提出物の管理がラクになります。

毎学期末にやってくる大イベント…
それが、所見の嵐ですよね。

道徳や総合の所見など、クラス全員分を学期末にまとめて書こうとすると大変です。
授業の記憶が新しいうちに、その日のうちに3〜4人ずつ書くようにすると、1学期分を一気に振り返る負担がなくなります。

  • 「今日の授業で意見が出ていたこと」
  • 「ふり返りの記述で光っていたこと」
  • 「調べ学習での工夫」

こうした小さな気づきも、授業直後なら具体的に書けます。
学期末に「何を書こう…」と頭を抱え、最終的にはじめの方の授業に関する内容について書くことがあることはザラですよね。
そうやって、我々教師は「もっと早くやればよかった」と毎学期末に後悔することになっているのです。

また、早く終わらすことで、「え、もう終わってるの?」「提出早くないですか?」と皆さんに驚かれ、ちょっとした優越感に浸れます(笑)


意外と時間をとられるのが、朝の会や帰りの会。
つい連絡事項や話を長くしてしまいがちですが、必要最小限に絞るだけで、1日で5分、1週間で25分以上も時間を生み出せます。

また、安定した学級をつくっていくためには、「1時間目のスタートをきっちりとすること」や「早く帰りたいと思っている帰りの会を短くすること」は必要不可欠です。

  • 朝は①朝のあいさつ ②健康観察 ③今日の予定確認 ④学級、学年が良くなるための一言
  • 帰りは①連絡事項 ②一言感想 ③帰りのあいさつ 

    程度で十分です

無理に毎日長い話をしなくても、子どもたちとの関わりは授業や休み時間で作れます。
「短くても温かい会」を意識するだけで、子どもも集中して話を聞いてくれます。


提出物管理、所見記入、朝の会・帰りの会。
どれも「ほんの少しやり方を変える」だけで、驚くほど時間を節約できます。

先生の時間が生まれれば、その分子どもたちと向き合う余裕や、自分の生活のゆとりにつながります。
ぜひ明日から取り入れてみてくださいね。

👉 校務を効率化する時短アイデア3選【第1弾】はこちら

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